画像センサ導入で、搬送途中での定量的な計測を可能に!
メガネ型金具の穴ピッチ良品・不良品検査の自動化
導入前の課題
F社では、対象ワークであるメガネ型の金具について、組付装着する際に曲がっていると、所定場所に正しく置かれず、溶接が甘くなり製品が壊れてしまうという問題を抱えていました。不良品を出さないためには作業員による目視確認を実施するしかありません。しかし、作業者の目視チェックでは定量的に測ることが難しく、曲がったワークが正しいものと判断される事も少なからずあり、品質の確保が困難でした。また、目視検査をし続けることによる作業者への負荷も大きく、検査の効率も5,000個/1日が限度でした。
ご提案内容
ご提案の ポイント |
位置決め搬送ができる装置を新規作成し、搬送途中に、定量的に計測が可能な画像センサを導入、検査工程を自動化
・形状サーチ機能の使えるFH-L550を採用
・位置ズレ補正をしてから検査することで基準点を設定した定量的検査を実現
・均一リング照明を採用して、安定した撮像の取得を実現
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導入効果
・画像センサの導入により、人の目による官能検査から定量化して良品・不良品の判定基準を数値管理できるようになり、検査品質が向上しました。
・検査数量が5,000個/1日から25,000個/1日に増加
検査員の省人に成功し、より付加価値の高い仕事に人手を回せるように。
参考)画像センサによる良品・不良品の数値管理:54.5mm~55.5mmでOK
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